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池田 佳隆; JT-60SAチーム
Plasma Science and Technology, 13(3), p.367 - 375, 2011/06
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Physics, Fluids & Plasmas)2007年から日欧共同計画として開始したJT-60SA計画の現状を報告する。すべての科学的な目標をITERやデモ炉に貢献するようにしたトカマクの主要機器の設計は、2008年に完了した。日本の原子力機構と欧州の「Fusion for Energy」との間の調達取決めに基づき、超電導コイル,真空容器,容器内機器などの調達活動を伴うJT-60SA建設が開始した。総入力41MW,100秒を供給するJT-60SAに向けた加熱装置の設計と開発も原子力機構において進展している。
廣田 真
Plasma Science and Technology, 11(4), p.409 - 412, 2009/08
被引用回数:4 パーセンタイル:16.39(Physics, Fluids & Plasmas)任意の磁気流体波に対し、連続モードとの共鳴、及び導体壁の微小な電気抵抗が影響した場合の安定性を、波のエネルギー(より正確には波の作用)の観点から議論する。プラズマが流れを持っていると、負の摂動エネルギーを持つ波が存在し得る。これは抵抗壁におけるエネルギー散逸によって不安定化し、その成長率は散逸の時定数によって決まる。共鳴の効果はアルフベン波や遅い磁気音波の連続モードに対する波のエネルギーを知ることで議論できる。一般に、同符号のエネルギーを持つ連続モードとの共鳴は(位相混合による)減衰をもたらし、異符号同士の共鳴では不安定性が引き起こされる。
小出 芳彦; JT-60チーム
no journal, ,
JT-60は、超伝導トカマク装置JT-60SAの建設に向けて、24年間の実験運転を終えた。本講演では、ITERやDEMOに向けた先進トカマク開発を進めてきたJT-60の最新成果(高ベータ,高閉じ込め,高ブートストラップ電流割合,高放射損失割合、等を有するプラズマ開発と、先進計測及び長時間・高パワーの加熱技術開発の現状)を発表するとともに、JT-60SA計画の進捗状況についても報告する。